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葬儀の流れ

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葬儀の流れ

葬儀の流れを見ていただくと分かりますが、突然の悲しい出来事に心癒される間もなく、ご遺族がやらなくてはならないことは山ほどあります。 葬儀を執り行う経験はない方がほとんどで、なれない事柄を決定していくのは大変な作業ですが、心得として参考にしてください。 おおまかな葬儀の流れ 一般的な葬儀の流れとして、おおまかに以下のようになります。 準備 通夜 葬儀・告別式 葬儀の流れ1.準備 生前予約や遺言がない場合は、ご遺族が葬儀社を決めなくてはなりません。ここからはご臨終から、通夜までにいたる流れと内容についてご説明します。 ご臨終・死亡告知 告知のしかたは病院によって違いはありますが、医師によって死亡が確認されたらご臨終、または死亡が告げられます。自宅で亡くなられた場合、医師が死亡を確認したら、死亡診断書を発行してくれます。 遺体の搬送・安置 病院で亡くなった場合ですと、なるべく早く、ご遺体を自宅または葬儀会場などの安置場所まで搬送しなくてはなりません。 そのためには、遺体搬送車を手配しなくてはなりませんので、あらかじめ葬儀社を決めておくか、ご臨終・死亡告知された時点で、早めに葬儀社を決めて連絡することをおすすめします。 病院の外へご遺体を運ぶには、医師の書いた死亡診断書が必要です。遺体搬送車の手配ができたら、到着するまでに病院への精算を済ませて、医師による「死亡診断書」を発行してもらいます。 自宅または葬儀会場に着き次第、宗派の作法にしたがって、部屋にご遺体を安置します。 葬儀の打ち合わせ 葬儀社の担当者と遺族・近親者とで、葬儀の日時や会場、具体的な葬儀の内容をとり決めます。故人と遺族にとって、どんなお葬式が良いかを相談しながら決めていきましょう。 葬儀社の担当者に、死亡診断書を渡し、「死亡届」、「火葬許可証」などの手続を代行してもらうようにします。 喪主は、原則として故人と最も縁が深い人、血縁の濃い人がつとめます。一般的には、配偶者や子など。 ご不幸の連絡 親戚・故人や遺族の関係者・勤務先・ご近所など会葬予定者を中心に、葬儀の日取りや場所を連絡します。葬儀に弔辞を頼む方には、その依頼も含め早めに連絡されたほうがいいでしょう。 湯かんの儀・納棺 葬儀、納棺に先だって、ご遺体を沐浴させる(お風呂に入れる)儀礼を湯かんといいます。ご遺体を清潔にするためですが、現世の汚れを洗い身を清めて来世への旅立ちをさせる意味があります。 納棺の儀式は、遺族または親族の癒しの儀式として重要です。通夜式の前に親族が集まり、故人の「旅支度」に立ち会います。 葬儀の流れ2.通夜 通夜から、告別式までにいたる流れと内容についてご説明します。 通夜(前) 葬儀社により、祭壇飾り、式場・受付、通夜振る舞い会場などの設営が行われて、ご遺体を納めた棺を安置します。 通夜式 通夜式は、6時頃か7時頃から行われるのが一般的です。 通夜(式後) 参列者へのおもてなしや、遺族、親族で食事をとります。通夜式後も祭壇の灯・線香を絶やさないようにして、遺族・親族で棺を守ります。 葬儀の流れ3.葬儀・告別式 葬儀・告別式が行われて、出棺となります。 火葬 火葬を行い、ご遺骨を骨壺に収めます。 葬儀に欠かせないのが喪服 一生のうちに、葬儀を執り行うという経験は少ないと思いますので、予備知識として、ご準備から告別式までの葬儀全般の流れを、頭に入れておかれると、いざという時でも落ち着いて手配ができるのではないでしょうか。 葬儀の流れを把握しておく意外にも、葬儀を執り行う際は喪服が欠かせません。喪服・礼服・ブラックフォーマル専門店のモノワールでは、上質な喪服を数多く取り揃えております。もしもの時に慌てないように、喪服を準備してみてはいかがでしょうか。

友引に葬儀は避けた方が良いならお通夜も避けるべき?

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友引に葬儀は避けた方が良いならお通夜も避けるべき?

葬儀の日取りを決める時に参考にする六曜ですが、日本では「友引を避ける」という習わしが古くからあります。お通夜の場合も葬儀と同じく、友引を避けるべきなのでしょうか?その疑問にお答えします。 葬儀で友引を避ける理由 カレンダーでよく目にする、「先勝・友引・先負・仏滅・大安・赤口」。これらは六曜と呼ばれ、古くから日本にある占いのようなものです。「友引」も六曜のひとつ。 六曜には吉日と凶日があり、冠婚葬祭の日取りに関しては六曜を参考にする場合があります。「友引にお葬式は避けた方が良い」という方が多くいます。友引に葬儀を嫌う傾向があるのはいったいなぜなのでしょう。 「凶事に友を引く」という言葉から 友引には、「凶事に友を引く」という意味があるとされ、葬儀をすると「故人と親しかった人を連れて行ってしまい、亡くなる方が出る」と信じられているからです。そのため、友引の日の葬儀は避けるようになりました。 友引の日は火葬場もお休みする 実際に地域によっては、火葬場が友引の日はお休みにするところがあります。「火葬場が休業だと友引の日に葬儀ができない」と思われる方が多いでしょう。 友引の日に火葬場が休業になっている地域に住まれている方は、葬儀の日取りを決める際は特に注意が必要かもしれません。 お通夜の場合は? 葬儀は友引の日を避けるというのが一般的となっていますが、お通夜の場合はどうでしょうか。 お通夜は友引は避けなくてよい お通夜で火葬はおこなわないので、友引の日を避ける必要はないとされています。葬儀で友引を避ければ、お通夜は友引になる場合もあります。 由来は仏教とは関係なし 友引の由来が仏教に関係していると思われていますが、実際は関係ありません。 「友引」はかつて「共引」だった 友引はかつて「共引」と書いて、何事も勝敗のつかない引き分けになる日とされていました。時代の変化とともに「友引」となりましたが、本来「友を引く(連れて行く)」という意味ではないのです。 家族みんなでお別れすることが大事 友引と仏教の教えは無関係。お通夜・葬儀・告別式が友引でも問題はないと言われています。昔ほど六曜の内容を重んじて行動するということは少なくなり、柔軟に対応する人も多くなってきています。 そのため、友引に葬儀をしないという概念も薄れてきているのかもしれません。「家族みんなでお別れすることが大事で友引は関係ない」「迷信だと気にしていない」などの意見も多くみられます。 葬儀の世界も時代とともに様変わりしており、現代の考え方や生活に合わせるような形になってきていると言えるでしょう。 まわりの意見を尊重することも大切 地域の風習、家族や親戚の方の意見を尊重することも大切です。「お葬式は友引を避けおこなう」考え方が根強くあるのも事実。最終的には葬儀をおこなう方の判断次第となりますが、まわりの方とよく相談して決めるのが一番良いでしょう。 お通夜・葬儀を行なってはいけない日はありません 友引は悪い日ではありません。お通夜や葬儀をおこなってはいけない日は存在しません。お葬式は故人にとっても残された遺族にとっても大切な儀式。故人と遺族の想いを一番に考えることが大切なのではないでしょうか。 葬儀で着用できるブラックフォーマルが揃うモノワール。メンズ用・レディース用のデザインも豊富にご用意していますので、ぜひご覧ください。

葬儀中の写真撮影はマナー違反にあたる?

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葬儀中の写真撮影はマナー違反にあたる?

葬儀で写真を撮ったことはありますか?斎場の雰囲気や集合写真を撮ることについて、賛否両論分かれる思います。葬儀の写真撮影はマナー違反にあたるかどうかについてまとめました。 葬儀中に写真を撮ることについて 葬儀中は、喪主や遺族は心身ともに疲れ果てているので、写真まで頭が回らない方がほとんどかもしれません。葬儀は神聖なもので写真なんて不謹慎だ、と思う方もいるかもしれません。 大切な人の葬儀だからこそ写真に残しておきたいという考え方もあるでしょう。宗派や地域によって違いはありますし価値観もそれぞれではありますが、基本的には必ずしも禁止というわけではありません。写真の撮影は遺族の意向が第一ですが、必要性やメリットもあるのです。 思い出として残しておける 記憶というのはどうしても時間とともに薄れていくものです。大切な人の最後のお別れの時間を写真におさめるのも、供養のひとつと考えることもできます。 また、葬儀は普段めったに会えない親戚と再会する機会でもあります。メモリアルコーナーや葬儀に集まった親戚一同の集合写真を撮影し記録に残すことで、後に故人の思い出を振り返る時に、その写真は大切な記念となるでしょう。 記録として写真に残せる 記念というよりは、記録という意味合いとして役立つことも。葬儀の様子を撮影することで、弔問客としてどなたが来てくれたかを残すことができます。 喪主や遺族は、葬儀当日は供花をゆっくり見る余裕がない場合が多いものです。祭壇や供物・供花を撮影しておくことで、後日頂いた方へお礼をする際に助かるのではないでしょうか。 葬儀を写真撮影する際の注意点は 葬儀中の写真撮影はモラルやマナーをもって、状況に応じた配慮が必要です。写真撮影する際に、特に気を付けなくてはならない点はどんなことでしょうか。 フラッシュは使用しない 葬儀会場は明かりが少ないところが多いですが、フラッシュの撮影はできるだけ避けましょう。棺に向けてフラッシュを使用したり、接近しての撮影をしたりするのは遺族や周囲に不快感を与えてしまいます。被写体に近づかずに撮ることができる、望遠レンズを使うなどの配慮が大切です。 撮影する人を限定する プロの方や故人に程よく近い身内の方など、撮影する人を決めておくと良いでしょう。それぞれが個々にカメラを持って撮影している光景はまわりに違和感を残すでしょう。 血縁関係がなくても故人と縁が深く、どうしても写真に残したいと希望される方もいるかもしれません。その際は必ず事前に、喪主と遺族の了解をとるようにしましょう。 写真を撮るタイミングを間違えないように 葬儀に参列している方の中には、静かにお見送りしてあげたいと考える方もいるでしょう。写真撮影をする際は参列の方々の迷惑にならないよう、空気を読みつつ撮影のタイミングを十分図ることが大切です。 写真におさめる際は礼儀と節度をもって 葬儀での写真撮影については様々な意見があるので、一概に良い・悪いを判断することはできません。残された遺族の、最後の日を写真におさめたいという故人を偲ぶ想いがあれば、心温まる写真が残せるのではないでしょうか。 モノワールは上質な喪服・礼服・ブラックフォーマルを取り扱う専門店です。年代や性別に適した喪服を種類豊富に揃えており、突然の訃報でも素早く対応いたします。

葬儀の準備のために、遺族が知っておきたいことは

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葬儀の準備のために、遺族が知っておきたいことは

家族が亡くなった場合、喪主や遺族は葬儀のためのさまざまな準備をしなければなりません。できるだけ慌てずに準備を進められるよう、喪主や遺族として事前に知っておきたいことをまとめました。 葬儀の準備1.すぐに決めるべきこと 喪主や遺族は、葬儀までにたくさんの重要事項の即決を迫られるもの。葬儀の準備にあたって、できるだけ優先して決めるべき3つのことをご紹介します。 喪主の決定 喪主は遺族の代表として葬儀全体の監修を行う重要な役割を担わなければなりません。まずは喪主を誰が務めるか決めます。法的なルールはありませんが、故人と一番深い関わりを持つ人や血縁関係の深い人が務めます。 夫婦どちらかが亡くなられたときは配偶者、配偶者のいない場合には長男あるいは長女の順が一般的です。親族を含めてよく話し合ってから喪主を決定するのが良いでしょう。 ご遺体の安置場所 病院で亡くなった場合、どこへ安置するか決めます。かつては故人の自宅へ安置することが多かったですが、現代は住宅事情やさまざまな理由から自宅以外の場所を選ぶ方も増えているようです。自宅以外では、安置施設や斎場へ直接搬送するというケースが多いでしょう。 葬儀会場・葬儀プランの決定 家族が亡くなり悲しんでいる間もなく、すぐに決定しなくてはならないのが葬儀会場や葬儀プランについてです。葬儀を行う場所は、公営・民営の斎場や葬儀社のセレモニーホール、近所の集会場などでしょう。 まずは故人の生前の希望や、信仰していた宗教の有無の確認が必要です。また、想定される参列者の人数や予算によっても会場を選ぶ基準が変わってきます。 遺族は葬儀の準備で自宅と斎場を行ったり来たりすることが予想されますので、自宅からの距離も大事なポイントといえるでしょう。 葬儀の準備2.遺族の服装 喪主をはじめ遺族は対応することが多く、また家族を失ったショックで自身の服装まで気が回らないものです。葬儀の準備として用意しておくべき、遺族の服装についてまとめました。 喪服 喪主とその配偶者は、男性は和装かモーニングコート、女性は和装あるいはブラックフォーマルといった正喪服が基本。 しかし最近では正礼装ではなく、礼服であるブラックスーツを喪服として着用する方が一般的です。遺族や親族は準喪服である礼服用のブラックフォーマルを着用します。 遺族は立ったり座ったりの動きが多くなるので、女性は黒のストッキングを予備も含めて準備しておくとよいでしょう。 子どもの服装は? 子どもが学生の場合は制服が正式な礼装となりますので、制服を着用しましょう。未就学児あるいは制服がない場合は、黒系の地味な服装であればスーツでなくても問題ありません。 幼児がいる方は、子ども用の音が鳴る靴は避けましょう。喪服を準備する時間や余裕がない場合は、ネット通販での喪服レンタルを利用すればとても便利です。 もしもの時の準備は心構えから 突然の不幸は、いつどんなときに訪れるかわかりません。喪主や遺族は葬儀までの間はとても忙しくなりますので、いざという時の心構えをしておくだけでも慌てずに準備ができるでしょう。 モノワールは上質な喪服・礼服・ブラックフォーマルを扱っております。メンズ・レディース・キッズと年代別でバリエーション豊富に揃えており、急な葬儀にも対応可能です。ご不安な点がございましたら、小さなことでもお気軽にご相談ください。

通夜と葬儀の流れについて

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通夜と葬儀の流れについて

突然訪れる訃報。喪主や遺族は深い悲しみのなか、通夜や葬儀の準備をおこなわなければなりません。今回は一般的な通夜・葬儀の流れやマナーについてまとめました。 通夜とは 通夜とは、遺族や親族、故人と親しかった人たちが葬儀の前夜に冥福を祈る儀式のこと。かつてはその名のとおり、遺族が故人のもとで一夜を明かしながら最後のお別れをするための時間でした。 最近では一般弔問客を迎えて、夕刻より1~2時間前後で終了する「通夜式」という形をとるのが主流となっています。ここでは、一般的な仏式の通夜の流れをご紹介します。 1.僧侶のお迎え 僧侶をお迎えします。地域や宗派によって焼香のタイミングや作法が異なるので、喪主は事前に葬儀社を交えて僧侶と通夜進行の確認をおこないます。 2.僧侶による読経と焼香 通夜開始とともに僧侶が入場し読経をおこないますので、静かに拝聴しましょう。読経終了後または読経の途中より、故人との関係が深い人から順に焼香をおこないます。 多くの斎場では祭壇前の焼香台でおこなう「立礼焼香」がほとんどで、喪主ならびに遺族は焼香される全ての人に一礼で返します。 3.通夜振る舞いへ案内 焼香が終わったら弔問客は順に退席します。通夜終了時に喪主は挨拶・謝辞をおこない、会葬へのお礼とともに葬儀についての案内をおこないましょう。弔問客に会葬礼状と返礼品を渡し「通夜振る舞い」の席へ案内するのが一般的です。 葬儀とは 葬儀とは一般的にいうお葬式のことで、通夜が明けた翌日の日中におこなう儀式。通夜が近親者のみの儀式なのに対し、葬儀は公式の追悼儀式なのです。 本来、葬儀式と告別式は別々におこなうものでしたが、今では「葬儀ならびに告別式」という形で、2つを一緒におこなうのが主流になってきました。葬儀の進行は通夜式とほぼ同じですが、式の途中に弔電の拝読や弔辞などが加わります。 喪主および遺族は葬儀の際に手配しなければならないことがたくさんありますが、ここで代表的な準備事項をいくつかご紹介します。 式場の準備・役割決め 式場・祭壇の準備や、受付に立つ人など葬儀の役割分担を決めておきます。喪主や遺族は弔問客の応対があるので、喪主だけが抱え込まず親族やご近所の方にお手伝いを頼むことも大切です。 祭壇は葬儀社の担当者とよく相談し、予算をベースに故人のイメージに近い雰囲気の祭壇を選ぶと良いでしょう。 僧侶や葬儀社と進行の確認 通夜の時と同様に、葬儀社を交えて僧侶と葬儀進行の打ち合わせを。併せて拝読する弔電を選んだり、届いた供花・供物の配列順や弔辞をいただく順番を決めておきます。 火葬場への同行者の確認 斎場によっては火葬場が併設されていないところも多いため、火葬場へ同行する人数を確認します。人数が多い場合はマイクロバスの手配も必要になるので、早めの確認が必要です。 喪主や遺族の通夜・葬儀での服装マナー 喪主や遺族は弔問客を迎える立場なので、格上の服装が基本です。通夜は取り急ぎ駆けつけるという意味合いもありますが、最近では通夜式でも正装の弔問客が多く見られます。喪主や親族は、通夜・葬儀を通して喪服の着用が望ましいでしょう。 通夜や葬儀の流れを事前に知っておくことが大切 地域や宗派によって細かな部分は異なりますが、広く一般的な通夜と葬儀の流れについてご紹介しました。通夜や葬儀がどんな流れでおこなわれるのかを事前に頭に入れておくとよいでしょう。 モノワールは喪服・礼服・ブラックフォーマルを数多く取り扱う専門店です。性別や年代別、サイズ別からそれぞれにふさわしい喪服を探しやすく、上質なのにお値段はとてもリーズナブル。もしもの時の突然のご要望にも、迅速で丁寧に商品をお届けいたします。

神式葬儀のマナーと作法

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神式葬儀のマナーと作法

今回は、神式葬儀にまつわるマナーや作法についてお話します。神式葬儀は、仏式と比べると作法が独特ですので、参列する際は一通りの流れを把握しておくと良いでしょう。 神式葬儀とは 神式葬儀とは、神道の形式でおこなわれる葬儀です。仏式でいう通夜のことを「通夜祭」、葬儀を「葬儀祭」または「神葬祭」と呼びます。 神道では、故人は亡くなった後は神々の世界へ帰り、残された家族や親族を見守る家の守護神になるという考え方。故人の御霊をその家にとどめ、守護神になってもらうための儀式というわけです。 神道では、死は「穢れ(けがれ)」と考えられているため、神社で葬儀を執りおこなうことはありません。 仏式と神式の葬儀の違いは 日本で最も一般的な葬儀形式は仏式といわれていますが、神式は仏式に次いで多い葬儀のスタイルです。神式の葬儀は、私たちに馴染みのある仏式とは形式が少し異なります。仏式と比較しながら、神式葬儀についての知識をより深めましょう。 読経をせずに祭詞奏上 仏式では僧侶を迎えてお経を唱えてもらいますが、神式葬儀では読経をせずに祭詞を奏上します。祭詞奏上には故人の冥福と遺族の守護を祈願する意味があり、内容は故人の略歴や功績などが織り込まれています。 焼香の代わりに玉串奉奠(たまぐしほうてん) 仏式の焼香にあたるお参り方法が、榊を使った玉串奉奠です。玉串奉奠の作法については後でご紹介します。 数珠は使用しない 遺族および参列者の神式葬儀での服装は仏式と同じく喪服で問題ありませんが、神式では数珠は使用しませんので注意しましょう。 神式葬儀の作法を知ろう 神式葬儀の作法で仏式と大きく異なるのが、「手水の儀」と「玉串奉奠」、「しのび手と二礼二拍手一礼」という3つ。 これらの作法は遺族や参列者もおこないますので、簡単に方法をご紹介します。地域によってはご紹介しました作法と異なる場合もあるため、詳しくは斎主や斎場のスタッフにご確認ください。 手水の儀 手水の儀とは神式葬儀の初めにおこなわれる、身を清めるための儀式のこと。まずは手桶からひしゃくを使って、左手・右手の順に水をかけます。次に左手で水を受けて口をすすぎ、最後にもう一度左手に水をかけましょう。 玉串奉奠の作法 玉串奉奠(たまぐしほうてん)は、榊(さかき)の枝に紙垂(しで)と呼ばれる白い紙をつけたものを、祭壇に捧げて故人の霊を祈るための神式の儀式。 玉串を受け取ったら一礼し、右手で榊の根元・左手で葉を下から支えるように胸の高さで持ちます。祭壇へ進み、一礼したら時計回りに90度まわして両手で榊の根元の方を持ちましょう。さらに180度回転させて向きを変え、根元を祭壇側にして両手を添えて玉串を乗せる台の上に置きます。 しのび手と二礼二拍手一礼 神式葬儀では、玉串奉奠のあとは祭壇に向かい「二礼二拍手一礼」をおこないます。「しのび手」とは音を立てずに打つ拍手のことで、音を響かせないようにてのひらをそっと重ね合わせるのがマナー。 「二礼二拍手一礼」は神式葬儀でおこなわれる独特の作法で、二回礼をしたあと二回しのび手で拍手し、最後に一礼をします。 神式にもふさわしいモノワールのフォーマルウェア 神式葬儀の作法というと、少し不安になる方もいらっしゃると思います。 確かに作法は独特ですが、葬儀の流れ自体は仏式と大きく変わらないので、今回ご紹介した内容を一度頭にいれておけば安心ですね。 モノワールは喪服・礼服・ブラックフォーマルを取り扱う専門店です。レディースやメンズ、キッズと品揃えも多く、上質なのにとてもリーズナブル。宗派による服装マナーでお困りのことがございましたら、お気軽にご相談ください。

葬儀で受付係りを任されたら

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葬儀で受付係りを任されたら

通夜や葬儀、告別式では、受付や手伝いを頼まれる場合があります。葬儀での受付というのは、式場の顔でもありとても重要な役目です。受付を依頼されて知っておくべきマナーをまとめました。 葬儀の受付での心構え 葬儀では、喪主や遺族はやるべきことが多いため、受付など手伝ってくれる人がどうしても必要になります。一般的に受付は、故人の直系以外の親族か会社関係、ご近所の方にお願いする場合が多くなります。 喪主や遺族に代わって弔問客をお迎えするという、大切な役割を担っている受付。服装や髪型、言葉づかいや振る舞いにも気遣い、遺族側の立場にたって臨みましょう。 服装・髪型 遺族に代わり弔問客の対応をする受付では、喪服の着用が好ましいでしょう。女性の場合、髪の長い方はまとめるように。派手なメイクも控えて、悲しみの席にふさわしい装いを心がけるのがマナーです。 受付の役割や準備 弔問客に対して失礼に当たらない行動がとれるよう、覚えておくべき葬儀での受付の流れや、事前に準備するものなどをご紹介します。 準備 受付では、弔問客から葬儀について質問をされることが多いため、式全体の流れを頭に入れておくことも大切です。 芳名帳・筆記用具・香典受け・名刺受けなどの受付用具を確認して設置します。筆記用具は、黒のボールペン以外にもサインペン、筆ペンなどがあれば用意して、インクが出るかどうかも確認しておきましょう。 会葬御礼品はすぐに渡せるように、袋詰めにして準備しておきます。会社関係の方など一人で複数人の香典を持って来られる方もいますので、まとめて渡せるように大きめの紙袋などがあれば用意しておくと便利です。受付の方の焼香は、弔問客が少ないうちに交替で行うのが良いでしょう。 役割分担 大規模な葬儀では、記帳に時間がかかりお待たせするケースが多くなります。芳名帳の数を増やしたり、返礼品を渡す人を別にするなど工夫すればスムーズに行えます。受付が複数人いる場合、それぞれの役割を決めておくと良いしょう。 香典を受け取り芳名帳に記帳してもらう人 返礼品を用意して渡す人 案内する人 など、役割分担ができていると慌てなくてすみます。 遺族に代わりお礼の挨拶を 弔問客と最初に顔を合わせるのが受付です。弔問客よりお悔やみの言葉をいただくことも少なくありません。遺族の代わりに、「本日はお忙しい中お越しいただきましてありがとうございます」などお礼を述べます。 香典を受け取る 香典は両手で受け取り「お預かりします」と、言葉を添えて一礼しましょう。 芳名帳に記帳してもらう 弔問客に芳名帳への記帳をお願いします。 「恐れ入りますが、こちらにご住所とお名前をご記入下さい」 「恐れ入ります。こちらにお名前とご住所をお書きいただけますでしょうか」 など、丁寧に伝えるようにします。 会葬御礼品を渡す 記帳が終わった弔問客にお礼を述べながら、会葬礼状などの返礼品を渡します。 式場への案内 弔問客に式場の場所や行き方を案内します。大きな葬儀場なら受付係とは別に、式場まで案内する人がいた方が良いでしょう。 年配の方や体の不自由な方を案内する場合、手を引きながら付き添ったりドアを開けたりなどの配慮も忘れずに。 葬儀では受付としての心構えやマナーを大切に 社会人ともなると、ご近所や会社関係などで葬儀の受付係を依頼されることも多くなります。受付では、遺族の気持ちになって弔問客を迎え、心構えやマナーを大切にしましょう。 弔問客に対して失礼に当たらないよう、喪服のマナーもおさえておきたいポイントです。モノワールでは、葬儀での受付係りとしてふさわしいブラックフォーマルを数多く揃えています。ぜひ一度ご覧ください。

葬儀と告別式の違いはあるの?

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葬儀と告別式の違いはあるの?

「葬儀」「告別式」は、似たような意味で使われることが多いのですが、厳密にはそれぞれ異なる意味合いを持っています。葬儀と告別式の違いや、喪主や遺族の作法についてまとめました。 葬儀と告別式の違いについて 「葬儀」「告別式」のはっきりとした違いが分からないという方も多いと思います。具体的にどんな違いがあるのでしょうか。 葬儀 葬儀というのは、遺族や親族が故人の死を悼み、仏や神に冥福を祈る儀式のこと。宗教の違いや宗派によって、葬儀の流れや形式は大きく異なりますが、冥福を祈ったあと土葬・火葬などがおこなわれます。 告別式 告別式は、遺族・親族だけでなく友人・知人など故人と縁のある人が、故人と最後のお別れをする儀式です。友人・知人など一般会葬者にとっては、故人と過ごせる最後の時間となります。 葬儀・告別式の違いをまとめると 葬儀と告別式は、お通夜の翌日におこなう儀式 葬儀は遺族と親族のみでおこなう 告別式は一般会葬者向け このように本来、「葬儀」と「告別式」はわけられていました。最近では一緒におこなうほうが一般的になっています。そのため「葬儀」といった場合でも、告別式が含まれた意味合いで使われることが多くなりました。 喪主・遺族の作法 喪主は、遺族・親族を代表して配偶者もしくは長男が務めることが多いようです。遺族も喪主と共に、葬儀・告別式を執りおこないます。 服装 葬儀・告別式では必ず喪服を着用しましょう。男性が喪主を務める場合、紋付羽織袴か黒のモーニングコートがもっとも格式高い正喪服となります。最近では準喪服にあたるブラックスーツの方がほとんどです。 女性の場合、着物を着るべきかどうか悩まれる方も多いでしょう。最近では着物を着る人も減り和装と洋装の割合が半々くらいになりました。 洋装なら正喪服となるよう、漆黒のワンピースやアンサンブル、スーツを着用します。詰まった襟元に長袖、スカート丈の長さは膝下からくるぶしの間で肌の露出を控えましょう。遺族も主催者側の立場なので、葬儀・告別式での喪服はもっとも格式の高い装いが理想です。 焼香 僧侶の読経が始まり、案内されたらまず初めに喪主が焼香をします。次に遺族が焼香をおこないます。焼香の順番は、血縁関係の濃い順にするのが一般的。 一般会葬者の場合、焼香する際は遺族に対して一礼しますが、自分自身が喪主・遺族の立場なら一礼は必要ありません。「お先に失礼します」という意味で周りに会釈をして席を立ち、会葬者全体に向かって一礼してから祭壇に向かいましょう。 焼香の後、席に戻るときにも会葬者に向かって一礼します。一番初めに焼香をする喪主は、誰かを手本にする事ができませんので、事前に説明される仕方をよく聞いておきましょう。 あいさつ 告別式の最後に、喪主があいさつをおこなうのが一般的です。忙しいなか、弔問にかけつけてくれた会葬者の方に、故人に代わり感謝の気持ちを込めてお礼を述べましょう。 葬儀も告別式も故人と過ごす大切な時間 葬儀・告別式では喪主・遺族はやるべきことがたくさんあります。故人と過ごせる最後の時間を大切にするためにも、基礎知識や注意すべきマナーを事前にしっかり確認しておくと良いかもしれません。 モノワールのブラックフォーマルは、お通夜・葬儀・告別式にふさわしい装いです。喪主・遺族として格式高い喪服をぜひお買いもとめください。

葬儀後のお礼やあいさつ回りに関するマナー

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葬儀後のお礼やあいさつ回りに関するマナー

葬儀が終わったらできるだけ早い時期に、お世話になった方々へお礼やあいさつ回りに出向きましょう。今回は、葬儀後にやるべきお礼やあいさつ回りのマナーについてまとめました。 お礼やあいさつ回りをする際のマナー 遺族の方は、葬儀が一段落してもやるべきことがたくさんあります。その一つが、葬儀後のお礼やあいさつ回りです。 世話役の人から弔問客の心づかいなどがあれば聞いておきましょう。あいさつ回りと一緒に、お礼を述べられるようにしておいてください。 あいさつ回りはいつ頃までに行く? あいさつ回りの時期は、葬儀の翌日か翌々日、遅くても初七日までには伺うようにしましょう。町内会の方やご近所の方など、近隣の方は葬儀の翌々日までに伺うようにします。 服装について 葬儀直後のあいさつ回りには、なるべく喪服(略喪服)を着用します。男性は黒のネクタイを着用しましょう。葬儀から2~3日過ぎた場合は、地味めの平服で構いません。 お礼状を出したりあいさつ回りに伺うところは? 葬儀でお世話になった近所の方、世話役、町内会の方、故人の勤務先などには、喪主自身がお礼のあいさつに出向き感謝の気持ちを伝えます。 この時、特にお礼の品物などは必要ありませんが、場合によっては菓子折りなどを持参すると良いでしょう。 喪主と遺族の方と2人であいさつ回りをします。その際は長居しないようにして、できるだけ早めに引き上げるのがマナーです。 世話役・お手伝いいただいた方へのお礼 特に世話役やお手伝いいただいた方には丁重なお礼をしましょう。地域によって礼金を渡したり、食事を提供したり、いただいた果物の盛篭をわけるなどあるようです。 忌明けには、お礼の品物を持って伺うのが良いでしょう。あくまでもご近所同士の助け合いへのお礼なので、高価なものは避けるようにしてください。 弔電や供物をいただいた方へのお礼 葬儀に参列せず、弔電を送ってくれた人や、遠方から供花・供物を贈ってくれた人には遠方の方などおられるでしょう。あいさつ回りに出向くことができない場合は、お礼状を出すと良いでしょう。心づかいに対する感謝の気持ちが伝わるよう、丁寧に書くことが大切です。 故人の勤務先へのあいさつ 故人が在職中だった場合は、勤務先にもあいさつに行くようにしましょう。その際、事前に連絡し、持参するものがあるか確認をしてから出向くようにすると手続きがスムーズです。 親しい間柄であれば電話やメールでお礼を 親しい間柄であれば、葬儀に参列していただいた相手に対してお礼の気持ちを電話やメールで伝える方法もあります。形式的なお礼状より短いメールを自分の言葉で送る方が気持ちが伝わるかもしれません。 しかし、本来はお礼状という形を取るのが正式なマナー。電話やメールでお礼を述べるのは、略式のマナーとなりますので、失礼にあたらないよう注意しましょう。 葬儀後のお礼やあいさつ回りはお早めに 葬儀には、さまざまな関係の方々が参列され、お心づかいをいただきます。今後も長く付き合う方ばかり、お礼やあいさつ回りは早めにおこなうようにしましょう。 上品なデザインのブラックフォーマルが揃うモノワール。お葬式はもちろん、あいさつ回りにもぴったりな喪服をご用意しております。上質な喪服・礼服・ブラックフォーマルをお探しの方は、ぜひ一度ご覧ください。

喪主として知っておきたい葬儀で使える挨拶とは

葬儀-遺族_喪主として

喪主として知っておきたい葬儀で使える挨拶とは

喪主は、葬儀・告別式の最後締めくくりに挨拶をおこなうという、とても重要な役割を負っています。喪主になって一番頭を悩ませるであろう「挨拶」。今回は、葬儀で使える一般的なお礼の挨拶の例をいくつかご紹介します。 葬儀・告別式での喪主の挨拶のポイント 最近は、葬儀と告別式を続けておこなうことが多く。火葬場へ向けて出棺する際に、喪主または遺族代表が挨拶をおこなうのが一般的になっています。 もっとも大切にしたいお礼の部分 喪主の挨拶を考える際、もっとも大切にしたいのが参列者に対するお礼の部分。そして故人の思い出や人柄などエピソードを交えて紹介するのがポイントです。最後に残された者としての心境を述べ、今後の支援をお願いして結びの言葉で終わります。 挨拶文は構成から考える 以下の7つの基本構成を参考にしていただければ、挨拶文も考えやすくなるでしょう。 1.前置き 前置きから挨拶を始めていきます。 遺族を代表し、皆様方に一言ご挨拶を申し上げます。 2.参列者へのお礼1 参列してもらったことへのお礼を述べて、気持ちを伝えることが大切。表現は、当日の天候によって臨機応変に。 本日はご多用中にもかかわらず 本日はお忙しいなか 本日はお足元の悪いなか(雨の日の場合) 本日はお寒いなか 本日は猛暑のなか 3.参列者へのお礼2 葬儀や告別式が無事に終わったことのお礼も述べます。 お陰をもちまして葬儀・告別式も滞りなく相済み、これより出棺の運びとなりました。 4.故人とのエピソードを交える 強く思い出に残っているエピソードや、故人の人柄がよく分かるようなエピソードがあれば挨拶に入れると良いでしょう。もちろん、紹介文のような形でも構いません。 仕事一筋で真面目な人間でした~ 家族想いの人で家族と一緒に過ごす時間を大切にしてくれた~ 多趣味で人生を満喫していた~ 動物や植物を愛して大切に育てる心の温かい人でした~ 5.生前にお世話になったことへのお礼 故人が生前お世話になったことへの感謝の気持ちも挨拶に入れましょう。 生前は多大なる厚誼(こうぎ)に預かり、またこのように大勢の方々にお見送りいただき、故人も皆さまのご厚情(こうじょう)に感謝して、さぞかし喜んでいることと存じます。 6.残された者としての心境、今後の厚誼のお願い 残された者としての心境や、故人が亡くなったことで縁がなくなるのでは淋しいですから、今後の支援をお願いする言葉を述べます。 残された私どもは未熟ではありますが、故人の意志を受け継いで、精進していく所存です。今後とも故人同様にご指導を賜りますようお願い申し上げます。 私はまだ若く、〇〇なくしてやっていけるか不安でいっぱいですが、みなさまのお力添えをいただいて、精一杯の努力をしていきたいと思っております。ご指導、ご鞭撻のほど宜しくお願い申し上げます。 7.結びの言葉 最後は、結びの言葉で挨拶を締めくくりましょう。 簡単ですがお礼のご挨拶とさせていただきます。 本日は誠にありがとうございました。 喪主の挨拶は簡潔な中にも感謝の気持ちを込めて 喪主にとって、悲しむ間もなく葬儀が進められ、時間ばかりが過ぎるなか自分の言葉で挨拶を考えるというのはとても難しいものです。 遺族の心情は参列者も察していますから、ご紹介したような例文どおりの短い挨拶でも構いません。簡潔な中にも感謝の気持ちを込めれば、きっと伝わることでしょう。 メンズ・レディースのブラックフォーマルが揃うモノワール。お葬式に着用できる上質な喪服・礼服を、お求めやすい価格で販売しています。

葬儀で必要になるお布施の相場はどのくらい?

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葬儀で必要になるお布施の相場はどのくらい?

仏式の葬儀のときに必要になるお布施は、明確な相場がなく金額を決めるのが難しいものです。そこで「実際、どのくらい包めばよいのか?」という疑問を解決!全国のお布施の平均的な相場について、情報をまとめました。 葬儀のお布施の相場について お布施とは、葬儀や法事で読経や戒名をいただいた僧侶に渡す謝礼のことをいいます。お布施には、二通りあります。葬儀にご出仕いただいた際に渡すお布施と、四十九日や一周忌といった法事に渡すお布施です。今回は、葬儀のお布施の相場についてご紹介しましょう。 地域や宗派、お寺との関係でお布施の相場は変わる お布施は気持ちを包んで渡すものなので、相場はあってないようなもの。また、地域や宗派、お寺との関係によって、お布施の相場は変わってくると考えて間違いありません。 だいたいの目安なら葬儀社に聞けば教えてもらえることがあります。実際にいくら包めばよいのかを、お寺に直接聞いてみても失礼にはならないでしょう。 全国のお布施の平均相場 平成26年に日本消費者協会が実施した調査によれば、葬儀における寺院への費用(読経料・戒名料・お車代・御膳料を含む)の全国平均金額は、およそ45万円とされています。 各地域のお布施の相場 多少、金額の違いは出てくるかもしれませんが、各地域の相場をまとめましたので目安として参考にしてください。 北海道…31万円 東北…49万円 関東A(千葉・群馬・茨城・栃木)…52万円 関東B(東京・神奈川・埼玉)…55万円 中部A(新潟・富山・石川・福井)…41万円 中部B(愛知・静岡・岐阜・長野・山梨)…60万円 近畿…48万円 中国…33万円 四国…32万円 九州…34万円 もっとも低いのが、北海道の31万円。もっとも高いのが中部Bの60万円ですが、戒名の位を高く付ける方が多いため少し高めの相場になっているようです。また、地域によってお布施の相場に差があるのは、宗教的な慣習の違いによるものが大きいといわれています。 お布施の内訳について 上記のお布施の相場には、読経料・戒名料・お車代・御膳料が含まれています。 読経料(通夜~告別式まで) 読経料とは、お経を読んでもらったことへの謝礼になります。 15万円~30万円程。 戒名料 宗派や戒名の位によって戒名料が変わり、位が高くなるほど金額も高くなると考えてよいでしょう。一般的な戒名で15万~30万円程度となっています。 10万円~100万円程。 お車代 僧侶を招いた際にかかる交通費となります。遠方から来ていただく場合で宿泊が必要となるときは、宿泊費も含めることがあります。 5千円以上。 御膳料 通夜が終わった後の通夜ぶるまいや、火葬後の精進おとしなどの会食に僧侶が辞退した際に渡す食事代です。僧侶が会食に参加する場合には、渡す必要はありません。 5千円~1万円程。 お寺や葬儀社の方に相談してみるのもひとつの方法 お布施については明確な金額がなく地域によっての差や、菩提寺があるなしでも相場は変わってきますので迷う方も多いでしょう。お布施が少ないとお寺との関係が、悪くならないか心配になります。 だからといって相場よりも過剰に包むことも避けたいところ。決められないときは、お寺や葬儀社の方に相談してみるのもひとつの方法です。 葬儀にふさわしい装いが揃うモノワール。上質なブラックフォーマルをお探しの方はぜひ一度ご覧ください。

喪主・遺族として葬儀に参列する際のメイクマナー

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喪主・遺族として葬儀に参列する際のメイクマナー

故人との、最期の別れをする大事な儀式となる葬儀。服装にも、メイクにも気を使いたいところです。今回は、喪主・遺族として葬儀でのメイクに関するマナーや、ポイントについてご紹介します。 基本的には薄化粧でもノーメイクはNG お通夜や葬儀では、女性のメイクは控え目な薄化粧というのが昔からのマナー。とはいえ、ノーメイクで参列することは避けましょう。 特に、喪主・遺族の立場では注意が必要です。顔色が悪く見えてしまうことがありますし、葬儀に参列してくださった方々に対して失礼になりかねません。 喪主・遺族として葬儀にふさわしいメイクとは? 基本的には、ベースメイクや眉毛、リップ、口紅などをつける程度にしたナチュラルに仕上げるメイクが好ましいでしょう。喪主・遺族として葬儀にふさわしいメイクはどうすれば良いか、ポイントをまとめました。 ベースメイクはマットな質感に ベースメイクは、普段するメイクとあまり違いはありません。しかし、気を付けたいのが質感です。ベースメイクは、ツヤが出てしまうリキッドファンデーションよりも、パウダーファンデーションをおすすめします。 パールやラメの入ったパウダーファンデーションは、肌をキレイに見せてくれますがその分、艶っぽくなり華やかさが増すので葬儀では避けたほうがよいでしょう。 葬儀でのベースメイクは、自然で程よいマットな質感に仕上げることがポイントです。塗り方も、肌の赤みやシミなどを隠れる程度の薄塗りに。クマやシミが目立つ場合はコンシーラーでカバーするのも良いでしょう。 アイシャドウ・チークは華やかにならない程度に アイシャドウは、基本的にはつけなくてもかまいません。つけても目立たないブラウン系の色味にします。華やかな印象を与えるパールやラメ入り、ピンクやブルー、グリーンといった色物をつけることは絶対にやめましょう。 チークはつけないか、つけてもごく薄くつけるように。アイシャドウとチークは色味によって与える印象が大きく変わるので、華やかにならない程度に留めるのがポイントです。 眉毛を整える 普段眉毛を描かない人は、整える程度に仕上げましょう。眉毛を描くときは、はっきり描くのではなく、自然な眉を意識して描くようにするのがポイント。 上がっていたり角度がある眉、短い眉は元気なイメージを与えて、葬儀でのメイクには不向きとなりますので注意しましょう。 落ち着いた色味のリップ・口紅を 口紅も塗っても良いですし、特に塗らなくてもかまいません。唇の色味が薄い人の場合は顔色が悪く見えてしまうため、ベージュやピンクベージュなど落ち着いた色味を。 口紅を付けるなら、あまり発色が強くないものを選びます。派手なメイクに見えてしまうのでグロスも控えましょう。 葬儀に参列する前にメイクチェックポイントを確認 葬儀にふさわしいメイクを意識していても、慣れないメイクは難しいものです。参列する前にもう一度チェックしてみるとよいでしょう。 ツヤが出すぎていないか? 塗りムラは大丈夫? 色味は抑えられてる? ナチュラルに仕上がってるか? 葬儀ではナチュラルで清楚なメイクを心がけて 葬儀では、色味を抑えたメイクをすることが大切です。ナチュラルで清楚に仕上がるよう意識して、丁寧なお化粧を心がけて下さい。特に喪主・遺族は参列者から見られる立場となりますので、マナーはしっかり身に付けておきましょう。 葬儀に参列する際は、メイクのほかにもブラックフォーマルが必要不可欠。上質なブラックフォーマルが揃うモノワールでぜひお探しください!